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カテゴリ:野点七則( 1 )


2010年 08月 03日

野点七則

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茶の服は環境を考慮して

炭なくも湯加減に心せよ

d0157941_10484430.jpg突茶に備えるも不足を憂うな

花は野(風土)に合うように

刻限よりその星のリズムで

d0157941_1049561.jpg晴天結構雨天結構

万物(森羅万象)を相客とせよ



★利休七則を基礎に据え、野点人としての信条を「野点七則」として謳いました。

d0157941_1051312.jpg野点は形がないからこそ難しい…、先人もそう言っています。まったくその通りだと、野点をするたびに痛感しています。
また形をいくら想定しておいたとしても、その土地の持つ風土、気候、その日の風向き、雲行き、交通事情、気温や湿度の変化、それによる自分の体調変化などにより、季節だけでは測れない千差万別の舞台ができるのです。
その変化や不測を前にして、和敬清寂の平常心で茶を点て喫するには、野点人に自然への畏敬の念と、臨機応変の心構えと人間力がなければありません。
ですから私たちは、この日限りの舞台に感謝して、野点のひとときを心豊かに過ごすことが、実は茶道の修業にも、人間形成にも糧となることを確信しています。
d0157941_10515236.jpg事前に予測し、心に描いた通りの茶の湯になるとは限らないからこそ、必然ともいえる巡りあわせで出来上がった一期一会の茶室に、その野点人の心が、より忠実に投影されるのではないでしょうか。
自分自身は「主人公」であって監督を兼務できても、舞台装置や照明までこなすことはできない。さらに、舞台を自然に預けるということは、日ごろからの、自然や環境・風土への関心も自然に高まるはずです。
昨今の都会暮らしで忘れがちな自然を感じ取る能力を、野点を通じて再び磨くことは、野点人としての資質を高めるだけでなく、日々生きる上での喜びにも直結することを感じて活動しています。
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★利休七則とは…
茶は服(ふく)のよきように、炭(すみ)は湯の沸(わ)くように、夏は涼(すず)しく冬は暖(あたた)かに、花は野にあるように、刻限は早めに、降(ふ)らずとも雨の用意、相客(あいきゃく)に心せよ。

裏千家ホームページ「お茶の心ってなんだろう」にわかりやすく解説が出ています。

こんな逸話があります

このことばは、千利休(せんのりきゅう)がある弟子(でし)から「茶の湯とはどのようなものですか」とたずねられたときの答えでした。そのとき弟子(でし)は「それくらいのことなら私もよく知っています」といいますと、利休(りきゅう)は「もしこれができたら、私はあなたの弟子(でし)になりましょう」といったそうです。

つまり、決まりというより心がけ。こうあるべきという茶人の姿をあらわした例えともいえます。
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by nodate | 2010-08-03 23:57 | 野点七則